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2025年12月16日
JICAが実施する公募型プロジェクト「全国水資源マスタープランを題材としたデジタル技術・宇宙技術の実証」に当社が採択されました
この度、株式会社Gaia Visionは、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する公募型プロジェクト「全国水資源マスタープランを題材としたデジタル技術・宇宙技術の実証」に採択され、JICAの公式ウェブサイトに実証企業として掲載されました。これは、日本国内の先進的なデジタル技術と宇宙から取得される観測データを活用し、水資源の管理や安心・安全な水の利用に貢献する取り組みを行うための技術提案が高く評価されたものです。
全国水資源マスタープランは、日本が支援する開発途上国の水資源の現状や将来の利用計画を立てるための基本的な枠組みです。この枠組みの策定・更新のために、観測機器が十分に整備されていない場所においても河川の水位や流れの情報を正しく把握できるよう、衛星データやシミュレーションモデルといったデジタル技術の有効性を検証することが本プロジェクトの趣旨です。
JICA公式アナウンス: https://www.jica.go.jp/about/dx/information/2025/1576216_67832.html
■技術実証の概要
河川の水位や流量は、普段の生活はもちろん、防災や農業など多くの分野で重要な情報ですが、特に海外では十分な観測データが取得できていないケースが多く存在します。そこで当社は、本プロジェクトを通して、最新の地球表面水観測衛星であるSWOT衛星と、全球の河川の流れを高効率で計算するCaMa-Floodモデルのシミュレーション技術を組み合わせることで、より広い範囲の河川状況を把握し、データが限られた地域でも精度の高い情報を得られるかどうかの検証を行っています。
実証の場としては東南アジアを流れる国際河川「メコン川流域」を選定しました。メコン川はタイやラオスを含む複数の国をまたぎ、季節によって水の増減が大きく変わることが特徴であり、降雨条件の変動や多段階のダム運用など、水資源管理が難しい環境にあります。こうした地域で、当社の技術がどれだけ実用的な情報を提供できるかを確かめることは、これからのグローバルな水管理技術の発展にとって重要です。
既に2025年11月にタイやラオスの現地政府機関を訪問し、現地で観測されている水位や流量のデータをいただきながら、技術検証に必要な情報を丁寧に収集しています。同時に、現地の実務者と直接対話することで、現地のニーズや課題を深く理解し、単なる技術検証に留まらない、実際に使われる技術のあり方を模索しています。
■今後の展望
今後、Gaia Visionはこの実証プロジェクトで得られる知見をもとに、衛星データやデジタル技術を用いた水情報取得・解析の研究開発をさらに強化していきます。国内での技術的な実績を海外にも広げ、タイやラオスをはじめとするアジア地域での水資源管理や防災の高度化に貢献したいと考えております。

News
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