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2023年03月30日

[プレス]「Global Sustainability Accelerator powered by Creww | Google for Startups」にGaia Visionの採択が決定

気候変動リスク分析プラットフォームを提供している株式会社Gaia Vision(代表取締役:北祐樹)は、Google for Startups 及びCreww株式会社(代表取締役:伊地知 天)が主催する「Global Sustainability Accerator」に採択されました。本プログラムを通して、グローバル展開を加速するための取組を行います。気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)や国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)などにてグローバルでの情報開示基準の策定が進む中で、ますます必要とされる気候変動リスク分析プラットフォームの開発・事業展開を進めます。

この度、Gaia Visionは「Global Sustainability Accelerator」に採択されました。本プログラムは、サステナビリティを推進する日本のスタートアップが世界中の社会課題解決を目指すプログラムです。スタートアップのテクノロジーやサービスを活用し、国内外の課題に直面する国や地域にイノベーションを創出し持続可能で豊かな社会を実現することを目的に実施されます。多数の応募の中から厳正な選考により、Gaia Visionが10社のうちの1社に採択されました。

Gaia Visionの応募の背景

気候変動が進む中で、被害を拡大させないようにするための適応の取組は、今後ますます重要となります。適応の実現に向けては、災害などの物理リスクに対するリスクマネジメントを世界全体で行っていくことが重要です。将来の気候変動を見据えたリスク分析をきちんと行った上で、適切な対策・防災投資を行い、リスクのモニタリングをしていくこと。こうしたマネジメントサイクルを回すことが必要です。

Gaia Visionでは、こうした世界観の実現に向けて、気候変動リスク分析プラットフォーム「Climate Vision」を提供しております。このプラットフォームを通じて、事業会社や金融機関、自治体は、自社で保有する拠点の住所情報等を入力することで、容易にグローバル一元的なリスク分析を行うことができます。従来のハザードマップは現在のリスク評価が中心であるのに対し、将来の気候変動を加味した分析(気候シナリオ分析)の機能を備えていることなどが特徴です。

これまで日本国内の企業を中心にご利用頂いて来ましたが、今後はグローバルでの展開を目指します。Gaia Visionは、東京大学で開発された洪水シミュレーション技術をコアの強みとしています。従来の技術は、計算コストの制約等から特定エリア内のローカルなシミュレーションを中心に行っていたのに対し、この技術は、衛星データの活用やモデル構造の工夫等により、グローバルで低コストに計算できることを特徴としています。こうした技術的な親和性を踏まえて、かねてよりグローバルでの活用可能性を探索しておりました。

今後の取組

本プログラムを通じて、グローバルでの事業開発・ソリューション開発を加速させます。気候変動リスク分析プラットフォームClimate Visionを海外でも適用可能とする開発を進めるとともに、グローバル企業との対話を通じたPMF(プロダクトマーケットフィット)に取り組みます。また、併せてグローバルでニーズが高いと想定されるリアルタイムのリスクモニタリングに関する研究開発・ソリューション開発も進めます。Global #1 ClimateTech Companyを目指して取組を加速させます。

Global Sustainability Accelerator powered by Creww | Google for Startups とは

『Global Sustainability Accelerator』は、持続可能で豊かな世界を実現するために、テクノロジーやアイディアによってイノベーションを創出するスタートアップの成長支援を目的としています。初開催となる本プログラムは、「電力・水・食糧保全」などの環境関連のプロダクトやサービスをもつ日本国内のスタートアップとともに、世界中の社会課題の解決に取り組みます。