お知らせ News

2023年07月14日

Gaia Visionの洪水予報事業が公益財団法人PwC財団の助成事業2023年度春期 環境(浸水予測)に採択

Gaia Visionの洪水予報事業が、公益財団法人PwC財団の助成事業2023年度春期環境(浸水予測)に採択されたことをお知らせいたします。

■Gaia Visionの洪水予報の技術開発の背景

気候変動に伴い、今後洪水リスクは上昇していくと予測されています。これによる被害を最小限に抑えるためには、洪水の浸水範囲などを事前に予測し、避難などの適切な対応をとることが重要です。これまで気象庁からの警報発令などは行われてきましたが、浸水深の情報なども含む詳細な洪水予報サービスは存在しませんでした。2023年5月に気象業務法・水防法の改正が発表され、許可制のもと民間企業による洪水予報サービスの提供が認められることとなりました。これを見据えてGaia Visionは、従前よりグローバル河川氾濫シミュレーション技術を活用した、高解像度な洪水予報サービスの提供に向け、研究開発を進めてまいりました。

■本助成事業におけるGaia Visionの洪水予報事業の取り組み

この度、PwC財団からの助成を受け、洪水予報ソリューションの開発および社会実装を目指します。日本全域やグローバルでの予測を行いながら、ユーザの対象領域に対して精度向上を図る研究開発や、ユーザによる実利用を想定したアプリケーション開発を行います。本取り組みにより、1~2日後の高解像度な洪水予報データを提供可能となる見込みです。自治体や事業会社(インフラ企業など)、金融機関によりご利用頂く想定で、例えば、自治体における客観的・定量的な情報にもとづく避難指示判断の実現や、インフラ企業における事前対応の実現などを目指します。また、こうした仕組みを世界中に実装することで、グローバルで社会の気候変動への適応に貢献します。

洪水予報事業の概要イメージ
洪水予報事業の概要イメージ

 参考)Climate Vision Lite(同じ洪水シミュレーション技術を活用した、将来の洪水リスク評価ツールの無償版 ):

https://climate-vision-atlas.gaia-vision.co.jp/

 ※所属組織のメールアドレスを用いることで、どなたでも簡単に利用可能です

■PwC財団について

公益財団法人PwC財団は、持続可能な社会の実現を目指し、社会課題に取り組む団体への助成を中心とした支援を行う財団です。助成事業2023年度春期 環境では、AI技術などの先進的なテクノロジーを活用し、地域特有の災害発生モデルを構築することで災害発生リスクを予測し、災害による人的被害の軽減を目指す活動が対象となりました。

 参考) 助成事業2023年度春期 環境の助成先決定について:https://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/pwc-foundation/result-business2023-01.html

■お問い合わせ先

Webアプリのデモやトライアルの申込み・取材など受付けておりますので、
もしよろしければ、HPのコンタクトフォームからお問い合わせください。
https://www.gaia-vision.co.jp/contact/